2012年9月23日日曜日

土肥温泉玉樟園新井

温泉シーズン2012-2013開幕。遅めとはいえ夏休みなので、めったに行かない海辺の温泉を選択。あいにくの天気ではあるが駿河湾フェリーで伊豆西海岸に向かう。9月はまだ温泉には暑いかと躊躇したが、荒天のおかげで一気に秋が進み、具合よく温泉日和となった。


雑然とした半島東側と異なり、程よく寂れた土肥温泉に到着。供給過多の温泉街、かつ日曜晩からの2泊3日ということもあり宿はより取り見取り。部屋食・部屋風呂・源泉かけ流し、の子連れ温泉3条件を難なくクリアする玉樟園新井に投宿。


循環の大浴場はパスし、かけ流しの貸切家族風呂をメインで楽しむ。CaNa硫酸塩・塩化物泉42度。沢渡など群馬北部の温泉とよく似た泉質だが、硫化水素臭はまったくない。それにしてもこれが貸切とは良心的、20室クラスの旅館なら立派に大浴場を名乗っていいサイズだ。


しかも外には露天の陶器風呂もある。雨で薄まっていたのは残念だが。


この宿の主力は海の見える新館だが、部屋風呂が沸かし湯という致命的な欠陥(?)があるため、部屋にも温泉がきている木造客室の事実上一択。毎度おなじみ古代檜ブランドの浴槽で源泉かけ流しごっこ、夜も朝も心ゆくまで堪能する。


晴れた中日の昼間は近くの海水浴場で遊べ、行きやすい割には充実したシーズン開幕となった。願わくは、末永く運行してほしい、駿河湾フェリー。