毎年恒例になってきたジジババ接待、今年はおなじみ沢渡を選択。山の斜面に建った温泉は階段だらけ、「バリアフリーって、何?」という世界なので、ここに連れてこられるのは70代中盤の今がラストチャンスだろうとの配慮による。このとおり、浴場にも傾斜45度の階段で下りる。
これが天国のCaNa硫酸塩・塩化物泉。真冬で湯温はやや低く、熱い方の小さめ浴槽でも42度程度。温泉らしいほんのり硫化水素臭がもはや病みつき。
沢渡に来たらやはりキリっと熱い湯は欠かせない。ということで、朝風呂は隣りの共同浴場へ。外来300円、宿泊客は無料。
こちらも浴槽はふたつ、奥の白い方は41度程度で少々ゆるい。入るのはもちろん手前の黒い浴槽、45度。心頭滅却すれば式にがっと入ると、不思議と冷感すら覚える熱さが心地よい。
仕事さえあればここに住み着きたいとさえ思う(と、どこに行っても言ってる気がする)。