2014年8月29日金曜日

野沢温泉熊の手洗湯・真湯・滝の湯

野沢の外湯は43度オーバーが基本でどれも熱く、いくら温泉好きに育てたとはいえ3歳の娘には少々きつい。そこで熊の手洗い湯。野沢では例外的にぬるい、40度ちょっとの単純硫黄泉。透明、やや硫化水素臭あり。分析表を見ると他の源泉を半分に割ったような泉質なので、湧出直前に地下水と混ざっているのだろう。


ぬるさのおかげか立地のせいか、ここは昼間から爺様方で混雑していた。以後嫁子供ほったらかしで湯温を気にせず、できるだけ人の少なそうな周縁部の共同浴場を回ってみることにする。


3湯目は真湯、乳白色で硫化水素臭の強い単純硫黄泉、43~44度。これでも十分熱いが、数年前に朝一で入った時には45度を軽く超えていてかけ湯がやっとだった。泉源は独自の真湯源泉、ここが野沢で一番の泉質だと思う。


最後はもっとも温泉街から離れている滝の湯、坂の上の麻釜の泉源からさらに山道を登った先にある。


鮮やかな緑色のお湯が感動的な小さなタイル浴槽。やはり熱く43~44度、硫化水素臭も強い。分析表には単純硫黄泉とあるが、数値を素直に読めば含硫黄Na硫酸塩塩化物泉となるはず。ここも独自源泉。


以上、4湯(+宿の内湯)で今回は終了。観光協会の外湯マップを改めて確認してみたら見事にみんな端っこ。そういえば大湯にすら入らなかったが、どれも個性的なお湯ばかりだったので良しとする。

2014年8月28日木曜日

野沢温泉住吉屋・麻釜の湯

8月最後に急遽取ったミニ夏休みは、気温がガクンと下がり運よく温泉日和となった。しかも平日という好条件をフル活用し、シーズン中にはなかなか予約の取れない、野沢温泉の住吉屋に連泊することにした。


麻釜の泉源目の前という立地にも関わらず、住吉屋の内湯は意外なことに自家源泉だった。含硫黄NaCa硫酸塩泉、時間によって41~43度。薄緑透明でほんのり硫化水素臭あり。天井の高い造りと古風なタイル張りがいかにも老舗旅館の風格。


到着ひと風呂めには感動もしたのだが、加水しているのか、外湯に比べて薄味なのが惜しい(湯疲れしたときの骨休め用、と贅沢なことを言ってみる)。というわけで野沢のメインはやっぱり外湯。まずは住吉屋から坂を下り、最寄りの麻釜の湯へ。


ほんのり緑色でやや白濁した、含硫黄NaCa硫酸塩泉、43度。硫化水素臭強く、ガリっとした金属味もあり。中心街から外れているおかげで混雑しないが、素っ気ない雰囲気はどちらかと言えば地元向け仕様。


(続く)