土肥温泉再訪。今回は年寄り連れなのでエレベーターのある詩季亭の客室を選択。結論から言うと、部屋から夕陽を眺められる西伊豆らしさだけがすばらしかった。
詩季亭の客の貸切風呂「山水」は掛け流しなのは当然として、新しいが狭く外の景色も殺風景で、精一杯雰囲気出して撮ってもこの程度(公式HPの写真は作りすぎ)。本館客用の貸切風呂「玉竜」が破格に素晴らしいのを知っている分、何だか損した気分だ。CaNa硫酸塩塩化物泉、42度。
部屋風呂は水道水のため、貸切風呂の時間以外は大浴場を使うしかない。この通り、何の変哲もない温泉ホテルの風呂。循環、塩素臭あり。手前の石桶に溜まる上がり湯だけは新鮮なので、ざばざばかけ湯するくらいが楽しみ。
内湯がどうも温くてピリッとしない一方、この日だけの手違いかもしれないが、なぜか露天風呂の温度が異様に高く、塩素臭が飛んでいることもありなかなかな好印象だった。43~44度。
再度結論。この宿は、部屋風呂にも温泉が引かれている古い客室と、貸切風呂「玉竜」の組み合わせがベスト。高い部屋を選ぶと温泉としての魅力が半減してしまうという本末転倒は残念だ。