2015年5月7日木曜日

恐山温泉冷抜の湯

シュールな光景と見るか合理的と見るか。

恐山菩提寺の境内には、共同浴場の湯小屋が4棟建っている。そこらじゅうにガスと熱湯が噴き出しているわけで、ここに風呂を作るのはとても自然な発想だろう。本気で入りたければ宿坊に泊まるのが理想だが、幼児連れではちょっと難易度が高い。よって泊まりは次回の楽しみとし、お試し的に冷抜の湯に入ってみた。


総ヒバ造りの湯小屋の中は、質素なように見せかけて実はずいぶん手間とお金をかけているようだ。不本意なほど清潔で新しい。分析表が見当たらなかったのであてずっぽう、酸性含硫黄含鉄なんとか泉、43~44度。もちろん硫化水素臭強烈。


下北半島のメインコンテンツだけあり、日中の人の出入りは多い。やはり泊まりがけで、それも冬の夜更けなんかにじっくり浸かりたいものだ。