第二湯 八町温泉亀ノ湯
翌朝、田島から昭和村を抜けて金山町の八町温泉へ。「玉梨八町温泉」の雰囲気あるバス停が目印。
例によって川底に下りる階段、たぶん階段だと思われる、雪で柴犬サイズになった小道を下りると、
これまた雰囲気のいい湯小屋にたどり着く。混浴だが相客はなく、小一時間気兼ねなくひとり占めの贅沢。
Na塩化物・炭酸水素塩・硫酸塩泉、41-42度。陽イオンを含め、要するに塩泉系の主要イオン全部入り。鉄分で浴槽は褐色だが、にごり湯というほど着色していないのはドボドボ盛大にかけ流しているおかげ。
遊離二酸化炭素も多く、口に含むと発泡というほどではないがシュワシュワ感あり。芒硝泉をソーダで割って軽く食塩を加えたような味。玉梨から引いている源泉(右のパイプ、むしろ投入量は多い)と混ぜている。
川向の玉梨に向かう橋から見た様子。川を越しているケーブルのようなものが引き湯の管。奥が亀ノ湯行き、手前は恵比寿屋旅館へ。
第三湯 玉梨温泉共同浴場
八町温泉と川を挟んだ、物置小屋のような(失礼)共同浴場。アプローチが険しくない分、地元の人たちはこの時期こちらをメインにしているらしく、昼間でも爺様方がコンスタントに現れる。隣りに小さなトイレがあるのはありがたい(写真左隅)。
Na炭酸水素塩・塩化物・硫酸塩泉、43度。八町の源泉より炭酸感少なめで、塩味がややはっきりしている。やっぱり源泉ドッパドパ。
3人も入ればみっしりの浴室。たぶんコンクリート製の洗い場が、析出物で見事にコーティングされている。