2012年6月17日日曜日

上諏訪温泉大和温泉

上諏訪温泉湯小路、地元住民専用の共同浴場が並ぶ古い市街地の路地を歩くと、民家の間にひっそりと「大和温泉」の看板が出ている。奥を覗くと青い「ゆ」ののれんが見えるので間違いなくそれと分かる。が、どう見ても民家の通用口。しかも着いた時には看板の蛍光灯が消えており、ここを入るにはなかなか勇気がいった。


正真正銘民家の中庭、その先に男湯と女湯の入り口が並んでいる。ここは一般的な共同浴場ではなく珍しい個人所有の温泉で、おそらく伝統的な温泉権(水利権のようなもの)を相続していて自宅内に湯を引いているのだろう。あるいは元は温泉旅館だったのか、そのあたりの話が聞ければ面白いのだが・・・


着いたのが遅く地元タイムになっていたため、あまりじっくり味わえなかった。詳細は次の機会にするが、硫化水素イオンが32.3mg、遊離硫化水素が34mgという分析表の数値にたがわぬ、タダモノでない単純硫黄泉であることには間違いない。