シュールな光景と見るか合理的と見るか。
恐山菩提寺の境内には、共同浴場の湯小屋が4棟建っている。そこらじゅうにガスと熱湯が噴き出しているわけで、ここに風呂を作るのはとても自然な発想だろう。本気で入りたければ宿坊に泊まるのが理想だが、幼児連れではちょっと難易度が高い。よって泊まりは次回の楽しみとし、お試し的に冷抜の湯に入ってみた。
総ヒバ造りの湯小屋の中は、質素なように見せかけて実はずいぶん手間とお金をかけているようだ。不本意なほど清潔で新しい。分析表が見当たらなかったのであてずっぽう、酸性含硫黄含鉄なんとか泉、43~44度。もちろん硫化水素臭強烈。
下北半島のメインコンテンツだけあり、日中の人の出入りは多い。やはり泊まりがけで、それも冬の夜更けなんかにじっくり浸かりたいものだ。
2015年5月7日木曜日
2015年5月6日水曜日
湯野川温泉寺島旅館
ゴールデンウィークは下北半島温泉巡り、酸性泉とアルカリ泉を交互に楽しむ日程を組んだ。最初は下風呂温泉の素晴らしい酸性硫化水素泉に浸かったわけだが、こちらは前回の記事に任せ省略。
次は湯野川温泉。まさかりの形をした半島の中央部の山中、映画好きには伴淳三郎が左幸子を追ってやってくるあの湯治場というだけでピンとくるだろう。今では立派な道路が通じ、昔ながらの風情はまたくない。かろうじて営業している温泉旅館もこのとおり、それなりに新しい山の民宿という雰囲気だ。
何の変哲もない内風呂が男女各一。硫酸塩泉気味のアルカリ性単純泉、42度。本当にこれだけの特徴のないお湯ではあるが、絶妙な温度のおかげか鮮度のおかげか、とにかく気持ちがいい。
徒歩数分の川岸には日帰り温泉「濃々園」もあったが、相客のいない入り放題の内湯を放棄して出かける意味も見出せずパスした。
ちなみに、車で10分も下ればまた別の日帰り温泉があり、人家もまばらなこのエリアにどうしてこんな立派な温泉施設がポンポン建つのか、不思議でならない。
次は湯野川温泉。まさかりの形をした半島の中央部の山中、映画好きには伴淳三郎が左幸子を追ってやってくるあの湯治場というだけでピンとくるだろう。今では立派な道路が通じ、昔ながらの風情はまたくない。かろうじて営業している温泉旅館もこのとおり、それなりに新しい山の民宿という雰囲気だ。
何の変哲もない内風呂が男女各一。硫酸塩泉気味のアルカリ性単純泉、42度。本当にこれだけの特徴のないお湯ではあるが、絶妙な温度のおかげか鮮度のおかげか、とにかく気持ちがいい。
徒歩数分の川岸には日帰り温泉「濃々園」もあったが、相客のいない入り放題の内湯を放棄して出かける意味も見出せずパスした。
ちなみに、車で10分も下ればまた別の日帰り温泉があり、人家もまばらなこのエリアにどうしてこんな立派な温泉施設がポンポン建つのか、不思議でならない。
2015年2月20日金曜日
土肥温泉玉樟園新井(詩季亭)
土肥温泉再訪。今回は年寄り連れなのでエレベーターのある詩季亭の客室を選択。結論から言うと、部屋から夕陽を眺められる西伊豆らしさだけがすばらしかった。
詩季亭の客の貸切風呂「山水」は掛け流しなのは当然として、新しいが狭く外の景色も殺風景で、精一杯雰囲気出して撮ってもこの程度(公式HPの写真は作りすぎ)。本館客用の貸切風呂「玉竜」が破格に素晴らしいのを知っている分、何だか損した気分だ。CaNa硫酸塩塩化物泉、42度。
部屋風呂は水道水のため、貸切風呂の時間以外は大浴場を使うしかない。この通り、何の変哲もない温泉ホテルの風呂。循環、塩素臭あり。手前の石桶に溜まる上がり湯だけは新鮮なので、ざばざばかけ湯するくらいが楽しみ。
内湯がどうも温くてピリッとしない一方、この日だけの手違いかもしれないが、なぜか露天風呂の温度が異様に高く、塩素臭が飛んでいることもありなかなかな好印象だった。43~44度。
再度結論。この宿は、部屋風呂にも温泉が引かれている古い客室と、貸切風呂「玉竜」の組み合わせがベスト。高い部屋を選ぶと温泉としての魅力が半減してしまうという本末転倒は残念だ。
詩季亭の客の貸切風呂「山水」は掛け流しなのは当然として、新しいが狭く外の景色も殺風景で、精一杯雰囲気出して撮ってもこの程度(公式HPの写真は作りすぎ)。本館客用の貸切風呂「玉竜」が破格に素晴らしいのを知っている分、何だか損した気分だ。CaNa硫酸塩塩化物泉、42度。
部屋風呂は水道水のため、貸切風呂の時間以外は大浴場を使うしかない。この通り、何の変哲もない温泉ホテルの風呂。循環、塩素臭あり。手前の石桶に溜まる上がり湯だけは新鮮なので、ざばざばかけ湯するくらいが楽しみ。
内湯がどうも温くてピリッとしない一方、この日だけの手違いかもしれないが、なぜか露天風呂の温度が異様に高く、塩素臭が飛んでいることもありなかなかな好印象だった。43~44度。
再度結論。この宿は、部屋風呂にも温泉が引かれている古い客室と、貸切風呂「玉竜」の組み合わせがベスト。高い部屋を選ぶと温泉としての魅力が半減してしまうという本末転倒は残念だ。
2014年12月31日水曜日
五色温泉五色の湯旅館
ここ数年続いている単純硫黄泉ブームもどうやらひとつの結論を得たようで、酸性ではない、できるだけ硫黄分の濃い硫黄泉の理想形を見つけた。HS-イオンとH2Sの合計が30mg超、雰囲気も抜群の湯小屋。放っておくと45度超、湯もみするか水で埋めるかしないとちょっと入れない。
新鮮なうちは黒っぽい透明、かき混ぜられ空気に触れると徐々に濁っていく。単純泉とはいえかなり硫酸塩泉(石膏泉)気味なので、緑色がかるのは納得の仕様。
年末年始はこのとおりの大雪で、近所のスキー場で遊ぶにはこの上ない条件だったが、
屋根のない野天風呂は開店休業状態(せめて笠くらい常備してくれれば・・・)。ドカ雪直前に一度だけ夜中に入ったが、タヌキが現れたのにはびっくりした。湯温は40度前後、真冬以外ならこちらがメインだろう。
新鮮なうちは黒っぽい透明、かき混ぜられ空気に触れると徐々に濁っていく。単純泉とはいえかなり硫酸塩泉(石膏泉)気味なので、緑色がかるのは納得の仕様。
年末年始はこのとおりの大雪で、近所のスキー場で遊ぶにはこの上ない条件だったが、
屋根のない野天風呂は開店休業状態(せめて笠くらい常備してくれれば・・・)。ドカ雪直前に一度だけ夜中に入ったが、タヌキが現れたのにはびっくりした。湯温は40度前後、真冬以外ならこちらがメインだろう。
ラベル:
公開用
2014年11月23日日曜日
2014年8月29日金曜日
野沢温泉熊の手洗湯・真湯・滝の湯
野沢の外湯は43度オーバーが基本でどれも熱く、いくら温泉好きに育てたとはいえ3歳の娘には少々きつい。そこで熊の手洗い湯。野沢では例外的にぬるい、40度ちょっとの単純硫黄泉。透明、やや硫化水素臭あり。分析表を見ると他の源泉を半分に割ったような泉質なので、湧出直前に地下水と混ざっているのだろう。
ぬるさのおかげか立地のせいか、ここは昼間から爺様方で混雑していた。以後嫁子供ほったらかしで湯温を気にせず、できるだけ人の少なそうな周縁部の共同浴場を回ってみることにする。
3湯目は真湯、乳白色で硫化水素臭の強い単純硫黄泉、43~44度。これでも十分熱いが、数年前に朝一で入った時には45度を軽く超えていてかけ湯がやっとだった。泉源は独自の真湯源泉、ここが野沢で一番の泉質だと思う。
最後はもっとも温泉街から離れている滝の湯、坂の上の麻釜の泉源からさらに山道を登った先にある。
鮮やかな緑色のお湯が感動的な小さなタイル浴槽。やはり熱く43~44度、硫化水素臭も強い。分析表には単純硫黄泉とあるが、数値を素直に読めば含硫黄Na硫酸塩塩化物泉となるはず。ここも独自源泉。
以上、4湯(+宿の内湯)で今回は終了。観光協会の外湯マップを改めて確認してみたら見事にみんな端っこ。そういえば大湯にすら入らなかったが、どれも個性的なお湯ばかりだったので良しとする。
ぬるさのおかげか立地のせいか、ここは昼間から爺様方で混雑していた。以後嫁子供ほったらかしで湯温を気にせず、できるだけ人の少なそうな周縁部の共同浴場を回ってみることにする。
3湯目は真湯、乳白色で硫化水素臭の強い単純硫黄泉、43~44度。これでも十分熱いが、数年前に朝一で入った時には45度を軽く超えていてかけ湯がやっとだった。泉源は独自の真湯源泉、ここが野沢で一番の泉質だと思う。
最後はもっとも温泉街から離れている滝の湯、坂の上の麻釜の泉源からさらに山道を登った先にある。
鮮やかな緑色のお湯が感動的な小さなタイル浴槽。やはり熱く43~44度、硫化水素臭も強い。分析表には単純硫黄泉とあるが、数値を素直に読めば含硫黄Na硫酸塩塩化物泉となるはず。ここも独自源泉。
以上、4湯(+宿の内湯)で今回は終了。観光協会の外湯マップを改めて確認してみたら見事にみんな端っこ。そういえば大湯にすら入らなかったが、どれも個性的なお湯ばかりだったので良しとする。
ラベル:
公開用
2014年8月28日木曜日
野沢温泉住吉屋・麻釜の湯
8月最後に急遽取ったミニ夏休みは、気温がガクンと下がり運よく温泉日和となった。しかも平日という好条件をフル活用し、シーズン中にはなかなか予約の取れない、野沢温泉の住吉屋に連泊することにした。
麻釜の泉源目の前という立地にも関わらず、住吉屋の内湯は意外なことに自家源泉だった。含硫黄NaCa硫酸塩泉、時間によって41~43度。薄緑透明でほんのり硫化水素臭あり。天井の高い造りと古風なタイル張りがいかにも老舗旅館の風格。
到着ひと風呂めには感動もしたのだが、加水しているのか、外湯に比べて薄味なのが惜しい(湯疲れしたときの骨休め用、と贅沢なことを言ってみる)。というわけで野沢のメインはやっぱり外湯。まずは住吉屋から坂を下り、最寄りの麻釜の湯へ。
ほんのり緑色でやや白濁した、含硫黄NaCa硫酸塩泉、43度。硫化水素臭強く、ガリっとした金属味もあり。中心街から外れているおかげで混雑しないが、素っ気ない雰囲気はどちらかと言えば地元向け仕様。
(続く)
麻釜の泉源目の前という立地にも関わらず、住吉屋の内湯は意外なことに自家源泉だった。含硫黄NaCa硫酸塩泉、時間によって41~43度。薄緑透明でほんのり硫化水素臭あり。天井の高い造りと古風なタイル張りがいかにも老舗旅館の風格。
到着ひと風呂めには感動もしたのだが、加水しているのか、外湯に比べて薄味なのが惜しい(湯疲れしたときの骨休め用、と贅沢なことを言ってみる)。というわけで野沢のメインはやっぱり外湯。まずは住吉屋から坂を下り、最寄りの麻釜の湯へ。
ほんのり緑色でやや白濁した、含硫黄NaCa硫酸塩泉、43度。硫化水素臭強く、ガリっとした金属味もあり。中心街から外れているおかげで混雑しないが、素っ気ない雰囲気はどちらかと言えば地元向け仕様。
(続く)
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