2012年4月25日水曜日

秋山温泉

有休を取った平日の昼過ぎ、実家に帰る妻と子を駅で見送ったらぽっかり時間が空いた。とりあえず近所の山に登ったが、ひとりで家に帰っても仕方がないのでさらに近くの立ち寄り湯へ。

秋山温泉
http://www.akiyamaonsen.com/

スーパー銭湯相当につき写真なし。雰囲気はこちら参照。

低温の単純泉ということで、下部温泉と同じ入浴法となる。体温と同じくらいのぬるーいお湯にじっくり、少なくとも30分はじっと浸かっていると、体がぽわーんと温まってくる。 真冬はさすがにつらいが、これからの季節にはちょうどいい。

ただし、源泉風呂の隣りにある循環の高温浴槽が塩素風呂のため、浴室全体がプールの臭いで充満しているのはいただけない。もし温まりたければ露天風呂の方が、臭いが飛んでいる分まだまし。

中央道上野原インターから山を越えてすぐなので、小仏の渋滞をやり過ごす時間つぶし程度になら使えるかもしれない。が、このあたりで泉質にもこだわるなら藤野やまなみ温泉が断然いい。

2012年4月7日土曜日

廣澤寺温泉玉翠楼、再訪

家にはいたくない、だが気力と体力がついてこない。そんな時は車で1時間の玉翠楼。高尾もそうだが、このあたりも梅と桜が一緒に咲いていて、なんだか珍しい春の風景になっている。


前回はお休みだったタイル張りの「玉の湯」でまず和む。タイルで描かれた壁の美人画(?)が泣かせる。アルカリ性冷鉱泉、循環の42度。


「強アルカリ源泉|美男風呂|不動ノ湯」とか、やたら張り切ってる露天風呂。露天にしては熱めで悪くないお湯だが、休日の午後は山帰りの日帰り客で混雑するのが難点。泊まって朝一番に入るのが最適解。


猪鍋がメイン料理だったり猪グッズが大量に展示してあったり、この宿はある意味イノシシテーマパークなので、風呂にも当然鎮座している。浅野祥雲のコンクリート像を身近に育った愛知生まれとしては、郷愁すら覚える脱力感だ。


でもやはり、お湯の良さでは部屋風呂にかなわない。蛇口からヌルヌル新鮮なお湯が出るからだが、冷水の方はさらに生の源泉だということに気付いた。沸かす前の水にははっきり硫化水素臭があり、飲むと単純硫黄泉そのものの味がする。分類なんてのは所詮法律の都合、冷鉱泉でも良いものはいくらでもある。


幼児の手を引きゆっくり1時間、林道を登ると大釜弁財天の滝に着く。お散歩コースも充実していて、近所にこういう良宿があるのは実にありがたい(※個人の感想です)。