2013年8月11日日曜日

川浦温泉山県館

甲府で連日40度の猛暑を記録しているさなか、何を血迷ったか山梨の温泉に行ってしまった。もっとも、この通り山峡の川筋で標高は700mほど、30度中盤の気温の割にはすごしやすかったが。ふだん露天風呂はあまり重視しないが今回ばかりはキラーコンテンツ、宿本体からはエレベーターと長い廊下で下りていく。


上から見た露天風呂。川より一段高くなっていて風がよく通り、景色も申し分ない。栃木北部や南会津に来たような錯覚を起こしそうだが、交通量の多い国道沿いにあり鄙びた感じはしない。


かすかに硫化水素臭のあるアルカリ性単純泉、40度弱。夏にはちょうど良い温度だが、冬はどうだろう。


お盆のピーク期で満室ながら、ふたつある貸切風呂も希望通り使えた。いずれも内風呂と半露天風呂がひとつずつあり、広く小奇麗な脱衣所が子連れには有難い。内風呂41度。大浴場を含めどこも湯量は豊富、泉質はすべて同じ。


意外と温泉の乏しい山梨東部にあって、このレベルの宿は貴重だ。お湯も雰囲気も石和なんかより余程いい。八王子から一時間少々という近さはもろ刃の剣だが、旅行気分を盛り上げたければ奥多摩や秩父を経由すればいい。