2015年5月6日水曜日

湯野川温泉寺島旅館

ゴールデンウィークは下北半島温泉巡り、酸性泉とアルカリ泉を交互に楽しむ日程を組んだ。最初は下風呂温泉の素晴らしい酸性硫化水素泉に浸かったわけだが、こちらは前回の記事に任せ省略。

次は湯野川温泉。まさかりの形をした半島の中央部の山中、映画好きには伴淳三郎が左幸子を追ってやってくるあの湯治場というだけでピンとくるだろう。今では立派な道路が通じ、昔ながらの風情はまたくない。かろうじて営業している温泉旅館もこのとおり、それなりに新しい山の民宿という雰囲気だ。


何の変哲もない内風呂が男女各一。硫酸塩泉気味のアルカリ性単純泉、42度。本当にこれだけの特徴のないお湯ではあるが、絶妙な温度のおかげか鮮度のおかげか、とにかく気持ちがいい。


徒歩数分の川岸には日帰り温泉「濃々園」もあったが、相客のいない入り放題の内湯を放棄して出かける意味も見出せずパスした。


ちなみに、車で10分も下ればまた別の日帰り温泉があり、人家もまばらなこのエリアにどうしてこんな立派な温泉施設がポンポン建つのか、不思議でならない。