2012年2月12日日曜日

24時間耐久温泉巡り(4)

第五湯 湯ノ花温泉弘法の湯

南会津の山間部を約200kmぐるりと回り、最初の木賊と尾根ひとつ隔てた湯ノ花温泉まで戻ってきた。まずは弘法の湯、新しく小奇麗な共同浴場。


無味無臭の単純泉で、こってり肌に付いた大塩までの温泉成分を洗い流す(バチ当たるな)。オーバーフローしたお湯の流れる洗い場に寝ころんだら気持ちよさそうだが、行儀悪いので自粛。最初はぬるくて今ひとつだったが、地元のおじさんがバルブを開いて豪快にお湯を注ぎ熱くしてくれた。40→42度。


聞けば隣りの民宿のご主人とのこと。六十は超えていそうだがこの地では若手、ふたつの共同浴場の管理を任されているようだ。この土地の(良くも悪くも)観光地意識のなさ、雪かきの苦労などを聞く。都会暮らしの経験がありそうな理路整然とした語り口。

第六湯 湯ノ花温泉湯端の湯

本当は弘法の湯で終わりにするつもりだったが、湯ノ花で一番のお湯だとおじさんも勧めるので延長戦、湯端の湯に足を延ばす。こちらも建物は新しくよく手入れされている。いずれもトイレ付きでありがたい。写真右上奥、山腹に建つ温泉神社がこの温泉地の由緒を語る。ただし参道が雪に埋もれていて近寄れない。


単純泉43-44度、心地よく熱い。弘法の湯とは源泉が異なるものの、分析表の数値は誤差の範囲。しかしなぜか湯端の湯にはかすかな硫化水素臭がある。分析表はゼロ記載。


入浴券(何か所入っても200円)を買った雑貨屋も5時には閉まってしまい、食事も買い物もできない。今回の温泉はどこも同じで、お金を落としたくても落としようがない。そこがいいと言えばいい。

以上、結果6湯で終了。 総入浴時間(=総全裸時間)4時間弱。総走行距離800km。入浴料合計たったの1000円。