2012年2月25日土曜日

奥湯河原温泉青巒荘

じじばばの接待で奥湯河原温泉青巒荘(せいらんそう)へ。


一見それっぽい佇まいだが、これは尋ねなければ分からない裏メニューのような庭園で、大半の宿泊客には関係ない。表の目玉商品は滝を見ながら入浴できる野天風呂。川を渡るアプローチの演出はいかにもな感じだが悪くない。


環境もいい。お湯もまずまず。しかし、落石対策なのか鳥対策なのか、ゴルフ練習場のようなネットが張り巡らされているのは興醒めだ。風呂をアトラクション程度にしか思っていないがさつな客が多いのも難点。


そもそも宴会場とカラオケで慰安旅行を取り込むような宿を選んだのが敗因。結局と言うか例によって、昭和型レトロ部屋風呂を堪能することにした。


こちらも地域の共同配湯システムから引き湯しており本物の温泉が出る。NaCa塩化物・硫酸塩泉、蛇口での温度は60度ほど。香りと肌触りは硫酸塩泉、味と風呂上がりの粘りは食塩泉。これなら好きな時好きな温度で、大浴場や野天よりずっと新鮮なお湯に浸かれる。極楽。